人狼ゲームで思うこと

冬休みというのは本当に忙しいですね。
クリスマスに始まり、お正月を経て少し休むとすぐ新学期です。
だた、受験生にとっては勝負の日々だったことでしょう。

さて、正月に親戚の子供たちと会ったとき、とてもおもしろいゲームを教えてもらいました。

その名も「人狼ゲーム」。

深夜テレビで放送されていたようで、最終的に生き残りをかけて騙し合うゲームですが、カードゲームでしかも教えてもらったのは、子供でも理解可能な「略式人狼ゲーム」でした。

カードは人狼(悪役で村人を人狼だと言って騙す役)、テルテル坊主(人狼のフリをして惑わす役)、村人(人狼を探しあてる役)の大方3つの役割になります。
そのカードを一枚づつ配り、ゲーム中カードの役を演じ、ゲームの最後に自分が思う人狼を指差すというものです。

このゲームで難しいのはうそをつかなければならない役のカードになった時です。
真実を語るのはただ本当のことを主張すればいいのですから簡単です。
しかし、うそをつくことは既成事実を作り、それを巧みに最後まで貫かなければならないのですから、そう簡単にはいかないのです。

うそを成立させるには、先ず、相手が自分の言うことを信じると考えて、事実に反することを言うことと、自分の発話により、相手に自己の利益になる行動の変化を生じさせることが必要です。

人狼ゲームの場合、人狼は周囲に自分が人狼ではないんだと思わせることが自己の利益となります。
自己の利益にならないうそは一般的に信じてもらえる可能性が高く、比較的簡単です。

人狼の場合、うそを語ることによりその後の結果がどうなるかを予測して、うそを言わなければならないのです。
このように考えるとうそをつくためには、相手の心を読む能力が暗黙の内に仮定されていることがわかります。

完璧なうそをつくためには、人の心を読みつつ、高度な推論能力も必要になってくるのです。同時に正当な語り口を必要としますから、理論的に話す能力も必要とします。

たかがゲームで、深夜テレビ発のゲームなどど馬鹿にできないですね。
本当に奥が深いです。

うそにはマイナスのイメージが多いものです。

「嘘つきは泥棒の始まりだよ」と言って子供に注意することも何度かあります。しかしその反面「うそも方便」という言葉もあり、実際、つかなければならないうそもあります。

この場合のうそは他人の心に配慮してつくうそといえるでしょう。

100%人の心を読むことはできませんが、ある程度心を察することができるくらいの能力は、良い人間関係を構築していくために必要です。
失恋して悲しんでいる友人を励ます時や、がんなどの病気の告知にも時に「良いうそ」が登場しますし、それを否定することはできません。

近年悪徳商法で騙されてしまう消費者が後を絶ちませんが、理論的に考え、そのセールスの穴を見抜く力など、子供のうちから少しでも養っていければ良いと思います。

それと同時に人の心を察してあげる力を持たせてあげたいと思います。

良いことも悪いことも混在する人の世の中で必要スキルのように思えるのです。

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