他人に勝つより…

他人に勝つより、自分に勝て。
嘉納治五郎

解釈例

他人に勝とうと躍起になってはいませんか?真に自分が勝たなければいけない相手は他人ではありません。

では誰に勝たなければいけないのか?それは自分自身。他人に勝つ事は実は容易で、自分に勝つのは本当に難しいのです。真に勝たなければいけない相手を見極め勝利への道を確実なものにしましょう。

名言の活用例

子供の頃は様々な事を他人・・・友達と比べ、その違いを「負け」だと思い込んでしまうものです。テストの点数で負けたり、自分が持っていないおもちゃを持っている事で自分の負けだと思ったり。競争心を持つことはとても大切ですが、本当の競争相手は他人ではなく自分だと教えてあげませんか?例えばこんな風に…

子供
「またAくんにテストで負けちゃったー!」

保護者
「あら、それは残念ね」

子供
「Aくんには絶対勝たなきゃ!」

保護者
「そうね、誰かに勝とうとする気持ちはとても大切だわ。でも本当に勝たなきゃいけないのはAくんじゃないのよ?」

子供
「え?他に誰がいるの?Bくん?Cちゃん?あと誰だろう・・・?」

保護者
「その中に正解はいないわよ?」

子供
「えええ?他に誰かいたかな…。わかんないよ…」

保護者
「あなたが本当に勝たなければいけないのは、自分自身。あなたよ」

子供
「えええ??自分に勝つの?」

保護者
「そう。あなたはAくんに勝とうと勉強するわよね。例えばこの後、ご飯を食べたら勉強しようと心に決めるわ」

子供
「うん。勉強してAくんに勝つの!」

保護者
「でも面白いテレビが始まるって知ったらどうする?」

子供
「え・・・。テレビ見たい・・・」

保護者
「そうでしょ?まずはそういう自分に勝つの。そうじゃないと勝てるものも勝てないわ。自分の目標を達成する為に色々な誘惑にも勝ち、昨日の自分にも勝つ。それが一番難しいけど確実な事なのよ」

出典の解説

嘉納治五郎 1860年12月9日(万延元年10月28日) – 1938年(昭和13年)5月4日

1860年、現在の兵庫で三男として生まれた柔道家であり教育者。講道館柔道の創始者であり、日本のオリンピックの初参加に尽力するなど、明治から昭和にかけてスポーツの道を開いた事で有名。生家は地元では祖父の代から有名な名士で、酒造・廻船で財を築いてきた。13歳の時、父が明治政府に招聘されたのを機に上京。東京で書道と英語を学ぶ。東京大学に進学後も自身の虚弱な体質を悔しく思い、非力でも勝てる柔術を志すも両親に反対される。当時柔術は文明開化の影響であまり省みられてなく師匠を探す事もままならなかったが、やっとの思いで天神真楊流柔術の福田八之助に出会い、柔術への道を歩む。19歳の時には来日した当時のアメリカ合衆国大統領に柔術を演武するまでになった。21歳の時、柔術二流派の技術の取捨選択をし、崩しの理論を確立し「柔道」を作る。22歳で段位制を取り入れた「講道館」を設立。柔道の発展に尽力し「柔道の父」と呼ばれる。また学習院の教頭や、現在の筑波大学の校長、現在の熊本大学の校長、文科省参事官、普通学務局長、宮内省御用掛なども勤めた他、現在の灘中学校・高等学校の設立にも積極的に関わっており、教育者としても名を残している。77歳で死去した後、生前の功績を称えられ勲一等旭日大綬章を受賞した。

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