子供への指導・成長促進にかかわる3つの意味がある!
セルフィン(Selfwin)とは、Self(自分自身)とWin(勝つ)からつくられた造語です。
この言葉には 弊社の指導方針にかかわる重要な3つの意味が込められています。同時に、お子様に中学受験を通してこのように成長してほしい、という願いでもあります。
もしかしたらお子様の現状を打開するヒントになるかもしれませんので、ご参考にしていただければ幸いです。
- 自分の力で勝つ!
- 自分に勝つ!
- 「自分でできる!」までする!
自分の力で勝つ!
弊社のように、受験で苦しむ受験生をサポートする立場の者が「自分で勝て!」などといえば、お客様から「なんだここは。やる気がないな」と誤解され、信用を失いかねません。同業他社様は絶対にこのようなことは言わないと思います。「うちに通わせていれば大丈夫です」「うちに任せれば、親は何もしなくても大丈夫です」などと言っては安心感や頼りがいをアピールすることは、受験サポート業者から見れば当たり前のことです。
なぜこれを強調するのか
しかしそれでもあえて本音でこんなことを申し上げるのは、そんな甘い言葉を真に受けて「手遅れの状態に陥ってから気が付く」という最悪な状況を絶対に回避してほしいからです!そのような言葉を真に受けて直前まで手をこまねいて、結局受験に失敗をさせてしまい一生の後悔をかみしめることになった親を何人も知っているからです!
客観的な数値(志望校の受験生数に対する合格者数、大手塾の生徒数に対する重複合格を除いた合格者数)をみれば明確すぎるほど、それほど甘くないのです。しかもなるべく早い段階で気づいてほしいと思います。
受験するのは自分だけ。自分で勝つしかない!
受験で低迷し苦しんでいる受験生を見ると、他力本願で受動的で「自分は合格したいのだけど、本音では努力はせずに、誰かに勝たせてもらいたい」という印象を受ける受験生が多数見受けられます。もしかしたら保護者の中にもそういう意識で臨んでいる方もいるかもしれません。
でもやはりそのような意識づけでは、なかなかうまくいきません。どんな良いことを聞いても活かせないものです。
「合格させました」と平気でいう指導者も多いですが、本来は塾も家庭教師も受験サポート業者は合格させてくれるものではなく、利用することによってあなたが、受験生本人が合格するものなのです!
試験場では本人だけしかいない。私共が横にいて指図することはできないのです。
「自分の力で勝つんだ!合格するんだ!」
この意識の差が、結果に大きな差として跳ね返ってきます。
弊社の取り組み
もちろん、成績低迷で大きな苦手教科があれば、自信も喪失し「誰かなんとかしてくれ!」という気持ちは痛いほどわかっていますし、実際弊社の受講生は大半はそういう状態からスタートします。
だからこそ、こういう意識を持ってもらうための工夫をしています。
国語も算数もものすごく簡単なところからスタートし、小さな「できる!」をなるべく増やすことで自信を持ってもらえるような仕組みにしています。
理科も社会もなるべく複雑な言葉はカットして、だれでもすぐ理解できる単純な短文にして記憶してもらうように工夫しています。
また、「なぜ中学受験をするのか。させるのか」といった中学受験の意義を理解し、受験や勉強に対して能動的積極的な価値観にするための小説教材「中学受験物語」も開発しました。
また、潜在意識に働きかけることにより、自宅学習の効率化や授業吸収力を高める「メンタルトレーニング」を開発し、それを聞くだけで効果が出るような音源トレーニング教材も提供しています。
中学受験で最も重要な意義は、苦手の克服や自分を高みにシフトする過程を通して、障害を乗り越えたり自分の夢を実現するための習慣や考え方・工夫のアイデアの出し方などを知り、身に着けることだと考えます。
そのための第一歩として「自分でやるぞ!」「自分で勝つぞ!」という気持ちで今後の人生に臨んでもらえたら、本当にうれしいことです。
自分に勝つ!
これは今偏差値や順位の低さに苦しむ、多くの受験生に伝えたい言葉です。
受験生の環境
中学受験はそのほとんどの者が塾に通って準備をします。その多くは偏差値や順位の優劣による能力別クラス編成を採用しており、中には同じクラスでありながらさらに厳しく、席順すら成績で決められる塾も存在します。したがって受験生は常に他人との比較にさらされ、常にライバルを意識して他者に勝つことを求められる立場でもあります。
「塾の友達に勝つ!」「偏差値・順位で少しでも上に立つ!」そういう環境にいます。
ライバルがいるということは、切磋琢磨し自分の成長につなげられるかもしれません。
「あいつに負けたくない!」という気持ちが働き、それで頑張れるならそれは素晴らしい環境です。
しかし人の性格は千差万別で、「他者を意識することで自分の力が出ない!」という子供も一定数いることもまぎれもない事実です。
私もこの環境に負けていた
実は少年時代の私(弊社代表)もそうでした。
クラスの中に「あいつすごいな。」「かなわないな」という生徒を見ると、なかなかその者を超すことができないのです。
受験生全体から見れば、そのクラスなんて井の中の蛙です。彼よりももっと優秀な受験生なんていくらでもいたでしょう。
しかし精神的に弱い私にとって、気の強く見える彼は大きな壁でした。
「彼がこれくらいなら、(または他者がこれくらいなら)自分はこれくらいでいいだろう」こんな気持ちが働いてしまい、自分はなかなか力が出ませんでした。
気の弱い受験生が、勝つには
しかし私はあるときから結果が出るようになりました。塾に行くことをやめ、他者を意識することがなくなり、代わりに「自分に勝つ」「昨日の自分より進歩する」ことに焦点を当てるようになってから、成果が出るようになったのです。
コツコツと自分で日々努力しているうちに、気が付いたら他者はずっと下の方にいたのです。
受験生にはいろんなタイプがいる
世の中には、ライバルがいると燃えるタイプと、逆にライバルを意識するとはじめから気後れして力が出ないタイプがいると思います。
後者のタイプは、優秀な親にはなかなか理解できないかもしれない。
大事な屋号にこのような意味を込めれば、このようにそれを紹介できる機会にこのように説明をすれば、もしかしたら今苦しんでいるお子様に親は打開成長の一手を伝えられるかもしれない。
そういう希望が、弊社の屋号にはあります。
「自分でできる!」までする!
これは「自分で勝て」の延長にある概念ですが、勉強法の基本にかかわってくることかもしれません。
多くの授業・指導・勉強というのは、「理解したかどうか」「わかったかどうか」で完了しています。
教師も親も子供に「わかったかどうか」を尋ね、子供が「わかった」というと安心します。
勉強の基本を知らない子供は、勉強というのは「わかればいいんだ」「それで一丁上がり」と理解し、多くの指導者はそれで自分の仕事は終わったと考えます。
でも、受験勉強ではそれでは成果は生まれません。
なぜなら、入試で結果を出すためにはそのあとに「記憶すること」「実践すること」そして「本番で発揮できるようにすること」が必要だからです。
その第一段階として「自分でできるようにすること」があります。これがなければ、次の段階はありません。
底辺をはっているような受験生はここをやらない。やれない。算数などやらないで済ましてきたから、少し時間が空いたり勉強のレベルが上がるともうやれない。だからもうやらない。
この悪循環によりやがて二度と浮かび上がれない最悪の状態になってしまうのです。
一般的な塾や家庭教師は、制限された指導時間の中で、生徒の能力に比して膨大な問題量を与えなくてはならない立場です。そのため素早く結果論を解説して次の問題に行かなくてはなりません。
それを自分のものにするかどうかは生徒側の事由なのです。
受験で成果をあげたければ、まず必要条件として「自分でできるようにする」をしなくてはいけません。
私共が大事にしている指導の基本がそこにあります。
だからこそ、制限時間が制限される塾や家庭教師の形態ではなく、知ってもらいたいことを余すことなくお話しできる動画講座の形態にしました。
たとえば算数の講座は、塾などと比べるとあえて問題量は絞って、そのかわり1問1問の解説は一般の解説より長い時間を使っています。その1問に5問10問やる以上の効果を出せるよう、いろいろ応用できる実践論やミスの注意点など、伝えたいことをあますことなく含めた解説にしています。
しかも、あえてこちらから見れば非常に手間のかかる「添削指導」を標準で加えています。
他社にはあまりないこだわりかと思いますが、これは「自分でできるようにする」という弊社の基本方針の現れです。
国語のノウハウも難しいことをなるべく砕いて、国語にアレルギーを持っている苦手な生徒でも誰でもできる具体的な形にして提供しています。できない子供にとって「これならできる!」という気持ちを持ってもらうことが、苦手克服に非常に重要なカギとなるからです。
保護者様には、是非お子様に対して「自分でできるようになっているのか?」という点を常にチェックしていただきたいと思います。
「親を安心させたい」という気持ちも働いて、「解説・答えを書き写すだけ」「やってるふり」といったことはよくあります。
ここまで読んでいただいたお客様への、弊社からの強いお願いとなりましたが、是非今後もご縁をいただけたら幸いです。
弊社自身にも
実はこの3つの意味は弊社自身にも向けられるべきものであることは自覚しています。
「もうこれくらいでよいだろう」という甘えに近い気持ちを排除して、自分に勝たなくてはなりません。
他力本願ではなく、自分の中から成長の力を引き出し成果を出さなくてはなりません。
そして良いことをイメージだけで終わらせるのではなく、必ず実現させなくてはならないと考えます。
今後もこのような思いをかみしめつつ、成長していく所存です。