算数のできない生徒ほど、舐めているのが計算です。「計算の仕方はわかっている、だからやっても意味はない。」そんなことを口実に、面倒くさがって計算練習をやらないのです。テストの返却答案を見ると、計算問題は1つも間違えてないでしょうか。計算ミスはないでしょうか。

上位校に受かりたかったら、計算問題の失点は許されません。

算数の他分野と違い、計算はやり方がわかっていたって、それで差がつくわけではありません。計算は、そのやり方を、どんなコンディションでも、どんな問題に対しても間違いなくやれることが重要なのです。人間ですから、その日その日によって調子の良し悪しがあるでしょう。でも、どんなに調子が悪くても、10問連続で正解できる。それこそが計算力なのです。

したがって、これは勉強ではなく、訓練なんだという認識をしっかり持つことが大切です。いつどんなときでも間違えない。戦力としての計算力をつけるには、計算は毎日やるべきです。しかも、試験が行われる午前中だということを意識すれば、朝、まだ頭がぼおっとしているときが一番効果があります。やり方としても、1問1問解いて答えを合わせるという手法ではなく、一行問題も含めて10問連続して解いてから答えを合わせる方がオススメです。