家庭教師はプロ家庭教師と学生家庭教師がある!

家庭教師は、大きく二つに分かれます。ひとつはプロ家庭教師。もう一つは、学生家庭教師です。 学生家庭教師は、その名のとおり学生が空いている時間にアルバイトとして業務をする家庭教師です。プロ家庭教師は、職業として家庭に出向いて個人指導をする家庭教師です。

学生教師のメリット

学生教師のメリットは、なんといっても費用の安さです。費用が安いので、家庭から見れば気軽に長時間頼みやすいところがあります。 また生徒と年齢もあまり離れていないので、お兄さんお姉さんができたように感じられるかもしれません。「一緒に勉強しようよ」という和やかな雰囲気になりやすいかもしれません。

学生教師のデメリット

当然のデメリットではありますが、知識に関しては期待してはいけません。たとえ中学受験を経験し開成・桜蔭といった学校を出ていても、知らない点はいっぱい出てきます。いや、実際に勉強したのは6年以上昔のこと、意外にも多くのことを忘れています。算数などは、無理やり数学で解決しようとする傾向もあります。  指導力に関しても学生に期待すること自体無理があります。「知っていることを知らない者にわかりやすく伝える」ことは、簡単なことではありません。また勉強ができる者にとって、できない者を理解することも難しいことです。「こんなことがなぜできないのか?」優秀な学生であればあるほど、なぜこの問題ができないのか理解に苦しむところでしょう。 また同じことを教えるにしても、プロと比べて学生はものすごく時間がかかります。    他にもいくつもありますが、プロ教師と違い、重要な時期になると学校行事や定期試験等の理由でどんどん休むことが多いということも、あらかじめ知っておいた方がよいでしょう。6年生の大事な直前期になると大学の試験やイベントなどでどんどん休み、家庭が途方に暮れるというケースはよく聞くところです。

プロ家庭教師のメリット・デメリット

学生家庭教師と逆になるかと思います。プロ家庭教師は生活があるのでどうしても費用はかかります。しかし一般的に指導経験は学生よりずっと深いものがあります。ただし費用も、指導能力もピンキリとも言えるところは、家庭でもご理解されたほうが良いところです。

ではどう使えば良いのか?

家庭の目的によって使い分ければ良いかと思います。
小学校も低学年であったり、「家で勉強をしないから、まずは一緒に勉強をしてくれる人がいてほしい」というモチベーション目的であったら学生でも良いかと思います。
それに対して、新5年生以上「成績を上げたい」とか「特定の苦手教科を改善したい」といった目的であったら、迷わずプロ教師の中から指導者を探すことをおすすめします。特に「少ない期間でなんとかしたい」という差し迫った状況ならば、前提としてプロ教師から探すところだと思います。