国語で手遅れになりかけている中学受験生の特徴

人はみなウィークポイントがあります。それに対して、受験には必ず期限があります。その期限までにどれだけ改善を施せるか現状の酷さを冷静に見れる保護者の目が重要です。

ここでは、この兆候が出たら手を打ったほうが良いだろうという、国語で手遅れになりかけている中学受験生の特徴についてお話したいと思います。

k-4.気がつくのも実力

こうなってたらヤバい!手遅れの前兆!

  • 一回読んだだけでは、何言ってるのかまるでわからない。
  • カンで答える。
  • 記述は白紙。
  • いつも制限時間内に終わらない。
  • テストが返ってきても、なぜ間違いなのかわからない。
  • 2回読んでもわからない。

子供にこの傾向が見えたら、かなり注意をしなくてはならない状況です!手遅れになる前に、一度ご相談ください(無料)。

一回読んだだけでは、何言ってるのかまるでわからない。

国語で本当にやばい受験生は、文章を一回読んだだけでは何言ってるのかまるでわからないという状況に陥ってしまいます。

したがって、筆者の言いたいことなどつかむどころではありません。

カンで答えてる。

カンで答えるということは、問題を解く際に根拠がないということです。なんとなく的な理由はあるのでしょうが、明確な理由を作らずに答えるので、作問者の罠にハマり正解がなかなか取れないのです。

ひどい受験生の場合は、根拠という概念自体ありません。問題を解くというより、アンケートに答えるような感覚です。

この状況が続く限り、国語ができる日は永久に来ません。

記述は白紙。

記述問題は時間はかかるし、正解はほぼ取れないということで、受験生にとっては苦手にしがちな問題です。

しかしそれでも一般的な受験生は書こうとはするもの。

ところが、国語がかなりやばくなっている生徒は「書くこと」に大きなハードルを感じてしまうので、ほとんどすべて白紙ということが多いのです。

この状況では本人は強い苦手意識を持っていますので、すぐに手を打つ必要があります。
(抜き出し問題と記述問題は別のものです。区別して考えてください)

いつも制限時間内に終わらない。

たまにではなくてテストの制限時間にいつも終わらないというのは、問題です。
原因は何種類も考えられるので、いろいろな側面で問題点がある可能性が高いです。

したがって奥が深く改善は困難な状況に陥っているかもしれません。

テストが返ってきても、なぜ間違いなのかわからない。

テストが返ってきても、なぜ間違いなのかわからないのであれば、効果的な解き直しすることができません。
原因も反省点もわからないので、また同じ失敗をするはずです。
そうなれば、入試でも国語で点数を取ることは難しくなってしまいます。

2回読んでもわからない。

試験では2回読むほどの時間は実際にはありません。それだけに2回読んでもわからないというほどの読解力では、とても入試では歯がたたないと思います。

文節に区切って読めない。

国語が苦手な受験生の中に少数ですが、文節に区切って読めない受験生がいます。
厳しい言い方ですが、このレベルは本来中学受験を目指すという挑戦者のレベルではありません。5・6年生でこの状況では、すぐに改善しないとおそらく受験を諦めることになろうかと思います。早急な改善が求められます。

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