入試直前になってわかる顛末
物事は常に計画通り進まないものです。入試であってもそれは同じ。ただし中学受験は期限があります。
だめな状態のまま放置した結果どうなるか、夢を諦めざるを得ないのですが、国語の場合は他にもデメリットも生じやすいです。
今回は簡単にこういうことをお話したいと思います。
まだ入試までゆとりがあるうちに気がつくことが重要
特に子供の受験は、親本人がやるのではないので余計ヤキモキされるかもしれません。
また入試にまだ期間があれば多少問題が有っても「まだ大丈夫だろう」みたいな気持ちになって危機感を持ちにくいものです。それが入試直前になっても改善されないと、「もう間に合わない」と急に焦りを感じだしたりするものです。
ここではまだ入試まで余裕がある方に、問題点を放置したまま過ごした場合によく言われる顛末について話したいと思います。
決して危機感を煽るつもりはなく、そのときになったら一般的によく聞く話です。そのとき慌てないようにご参考にしてください。
- 「結局は本人のセンスの問題」と片付けられる。
- 長文読解の特効薬がないことを思い知る。
「結局は本人のセンスの問題」と片付けられる。
よく聞く話ですが、「そのうちよくなる」ようなことを言われていても、直前期になっても成績が良くならない場合は「結局は本人のセンスの問題」と片付けられることが多いです。
図らずもこれまでの努力が無駄な努力だったと自覚することで、膨大な時間の喪失感を直前期に味わうことになってしまいます。
長文読解の特効薬がないことを思い知る。
それと同時に、長文読解の特効薬がないことを思い知ることもあるかもしれません。
長文読解は自分の助けにならないとなると、文法・漢字など知識に走るしかありません。
割り切れない気持ちかもしれませんが、そういう状況になればそれが正解です。
追い込まれたという形なので望ましくはないですが、国語で少しでも差をつけられないようにするためには、仕方のない選択です。
結局のところ、早めの治療が功を奏す
治療と同じで、「やばいな」「成績が下がってきた」といったまずいサインが出てきた時点ですぐ手を打つことが肝要です。
特に国語の場合はテクニック力が大きく占める教科なので、今やっているやり方が効果のないやり方であれば繰り返すことによってその分その悪い癖がさらに深まってしまい、その後の改善が難しくなります。
したがって、やはり早く手を打つということは大きなポイントとなります。