まずよく尋ねられることだが、講師の指導能力レベルについてどこがよいかという点については、答えがない。

どこの塾のどこの校舎でも、アタリもいればハズレもいる。

ただ言えることは、塾には、教師の個性を尊重しているところと、なるべく教え方を統一しようとするところがあるようだ。

前者は、サピックスと早稲田アカデミーが入ると思われるのに対し、後者は、日能研である。

四谷大塚は当然予習シリーズをベースとした統一した解法に基づいて指導していくわけだが、校舎や教師によってプリントや授業内容に、ある程度教師の裁量の余地があるようだ。
どちらも一長一短である。
前者の良い点は、講師間の能力差を極力排除しているので、講師が変わろうがあまり教え方に差がない点だ。

後者の良い点は、講師側に大分裁量があるので比較的自由な解説ができることだ。
したがって、非常にわかりやすい解説をしてくれる講師に出会える場合がある。
が、半面言ってることが全然理解できない講師に出会うこともある。
ただどこの塾でも共通していえることは、生徒の上位3分の1、欲を言えば4分の1以内に入っていれば、そうハズレの教師に当たらないということだ。

すごい教師に出会うというのは難しいかもしれないが、普通の教師レベルなら何とか確保できるはずだ。
その層の生徒が、来期のその塾の収益を担うのだから、そんなにヘボ教師は当ててこない。

そうでない生徒、俗に言う『塾のお客さん』生徒には、塾側も手応えを感じないのだろう。
2軍3軍4軍、はたまた入社したての新人か、学生アルバイト教師が当たることが普通である。

塾に行くなら、少なくとも上位3分の1以内に入っていなければ意味がない。
ここにいなければ、塾は全くの無駄。
そんなことをしているくらいなら、市販の教材で良い教材はいくらでもあるのだから、模擬試験は受けながら、それをつかって独学した方が、どれだけ身のある中学受験ができるのだろう、と心底思う。